当研究室は令和元年7月に新設されました。令和2年度配属の方が一期生となります。
インターネットのトラフィックは増加の一途をたどっており、膨大なトラフィックを伝送するために、光通信の伝送速度はいっそうの高速大容量化が求められている。
同時に、光ネットワーク上で提供されるサービスも多様化の一途をたどっている。特に第五世代移動体通信(5G)サービスが導入されると、固定網と移動体網の融合が進んで、ますます多様化が進むことになると考えられる。
これらの多様なサービス要求にこたえるために、光ネットワーク上に複数の論理ネットワークを構築可能な仮想化(ネットワーク機能のソフト化)技術の検討が進められている。その実現には、物理層を構成する光トランシーバに、様々な要求に応じて性能を最適化できる柔軟性が求められることになるだろう。
本研究室では高速大容量化だけでなく、時間・波長・サブキャリアなどの多重化パラメータの可変化、適応変調技術の適用に加えて、消費電力や信号処理遅延などの性能バランスを高度に最適化可能な光トランシーバ用集積回路の実現を目指す。
更に光アクセスサービスへの適用においては、光の間欠(バースト)伝送技術が適用されているため、瞬時応答性能を劣化させることなく柔軟化する新しい回路構成を検討する。また、アクセス固有のニーズである「ユーザ間の公平性」を維持しつつ、トラフィックの状況に応じて総帯域の最大化と消費電力の最小化を柔軟に選択可能な回路構成の検討も行う。
kimura@ed.kyushu-u.ac.jp